だ液のはなし(2)

だ液っていつも気にしていないけど、とっても働き者って知ってる?
だ液が出ないと口の中が乾燥して飲み込んだり、話をしたりすることがとっても困難になるんです。例えば、カステラのようにぱさぱさしたものが飲み込みづらかったり、興奮すると話しづらいというのも、だ液が出づらいからなんですね。
また、だ液には味を感じさせる働きがあります。味は舌の表面の味蕾(みらい)という細胞のかたまりで感じるのですが、食べ物が水分に溶けてイオンになって感じるんです。よってだ液が少なければ、味気ないと感じるわけなんです。でから「よく味わって食べなさい」といわれるのは、だ液をいっぱい出しなさいということだったのですね。
しかしお年寄りになるとだ液の出る管が細くなったり、血圧などの薬によってだ液が出にくくなってきます。そのため、お年寄りの食事には注意しなくてはなりません。だ液にはこのほかにももっともっとたくさんの働きがありますので、この次にしましょう。あ、そうそう入れ歯ってだ液でくっついているって知ってた?

(つちのこさん)

INDEX
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食べる脳のはなし.....つちのこさん
噛むはなし(1)......石ちゃん
噛むはなし(2).....たかぱぱ
だ液のはなし(1)......かずぼん
だ液のはなし(2)......つちのこさん
飲み込むはなし.....秀くん
味覚のはなし.....つちのこさん
おいしく感じるはなし.....つちのこさん
食事が楽しいのはどうして?.....つちのこさん

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