口腔キュア2
<口の治療(歯周病について)>

Q8. 歯周病とは、どのような病気ですか。
 歯肉・歯を植立している歯槽骨、歯と歯槽骨を結んでいる歯根膜、歯の根を覆っているセメント質といった、歯の周囲の組織の病気です。
歯周病は大別して、歯肉炎と歯周炎とに分けられます。歯肉炎は歯肉のみに炎症が起きた状態のものをさし、歯周炎は歯槽骨や歯根膜にまで深く炎症が進んだものをさします。従来呼ばれている歯槽膿漏は、歯肉から膿が出るという症状をさすもので、現在は歯の周囲の炎症ということから歯周炎と呼ばれています。歯肉炎は12歳をピークに若年層に多く見られ、小学生でも3人に1人は歯肉炎を発症しています。25歳を過ぎると、歯肉炎が進行した歯周炎が増えてきます。このように、歯周病は決して大人だけの病気ではないのです。

Q9. 歯周病の原因は何でしょうか。
 歯周病の直接の原因は、虫歯同様、歯垢中の細菌によるもので、細菌感染症です。歯垢はプラークとも呼ばれます(以下、プラーク)。
口の中には、たくさんの種類の細菌がいますが、それら細菌の一部が食べ物の中の糖分を分解し、ネバネバした菌体外多糖デキストランを作り、これが歯にこびりつきます。食後3時間位たつと、デキストランや細菌などでプラークが形成されます。
プラーク、耳掻き1すくい、約1mg中には1億もの細菌が含まれています。実際に顕微鏡でのぞいてみると、色々な形をした細菌がうごめいているのが観察され、異様な気分になります。
また近年、直接的な原因であるこれらの細菌は、細菌どうしが接着しあって、自ら産生したマトリックスに包まれ、共同で生きていけるように進化して歯の表面に付着しており、非常に殺菌されにくい細菌どうしの共同体を成しているとされています。そして、これらプラーク中の細菌の代謝産物である酵素や毒素によって、炎症が生じ歯周病が起きるのです。

Q10. 歯石とはどのようなものですか。
 プラークが石灰化したものが歯石です。歯石そのものには有害性はありませんが、表面はザラザラしていますので機械的に歯肉を傷つけたり、表面にプラークが付着しやすいなどの原因になります。

Q11. 歯周病の原因としては、プラーク、歯石以外にどのようなものがありますか。
 歯周病の原因となるプラークをコントロール、すなわちなかなか抑制できない点から考えると、歯周病は生活習慣病であるともいえます。これらの病気の難しいところは、病気の治療をしても、原因を誘発するその人の習慣や体の抵抗力などを改善できなければ、すぐに再発してしまう点にあります。
とくに歯肉に悪影響をあたえる危険因子は、A喫煙、B過度の飲酒、C食生活、D年齢、E糖尿病、Fストレスなどがあります。

Q12. 糖尿病も歯肉に良くないのですね。
 糖尿病の方は歯周病が治りにくく、ひどくなりやすい傾向があります。これは、糖代謝の異常のために免疫能力が低下することや、口腔内に絶えずグルコースが分泌されるため、プラークが増殖しやすいなどの理由が考えられます。
しかし、良くコントロールされている糖尿病の方は、糖尿病でない方と比べても決してリスクは高くないし、歯周病治療に対する反応も良好であったとほとんどの研究で報告されています。

Q13. タバコを吸うことも歯肉にとっては良くないのですね。
 喫煙は歯肉の毛細血管の収縮を引き起こすことで、歯肉の血行を低下させ、歯肉の見かけ上の炎症を抑制します。すなわち、正常な炎症反応をマスクするため自覚症状が出にくくなります。また、歯周病の直接の原因となる細菌に対する免疫を低下させ、歯周組織の破壊につながります。喫煙と歯周病の関わりは、世界的に指摘されています。
しかし、過去の喫煙者でも禁煙後平均10年を経過した場合は、非喫煙者と同様に歯周治療による改善がみられたとの報告もあります。
 喫煙は他に、肺ガンなど多くのガン、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、低出生体重児や流産、早産など妊婦に関連した異常の危険因子であることは言うまでもありません。このように、これらの歯肉に悪影響を与える危険因子は、口腔内のみならず、全身の健康にも悪影響を及ぼすものです。健康に対する意識を高め、生活習慣を見直す必要があります。

Q14. 歯肉炎と歯周炎について教えて下さい
 歯肉炎と歯周炎の症状と、それら歯周病の進行について話しましょう。
健康な歯肉は薄いピンク色をし、歯と歯の間にしっかり入り込んで、弾力性があり、引き締まっています。
 しかし、歯肉炎になると、歯と歯肉の境目に付着しているプラーク中の細菌の出す毒素により、歯肉に炎症が起き歯肉が赤く腫れてきます。そのため歯と歯肉の隙間に歯周ポケットと呼ばれる溝ができ、プラークがますます溜まりやすくなります。歯と歯の間の歯肉は、先端部が赤く丸みをもって膨らんできます。このような状態ですと、歯磨き程度の軽い刺激でも出血することがあります。しかしこの段階なら、毎日の正しい歯磨きやプラークの除去で、健康な歯肉を取り戻すことが可能です。

Q15. 歯周炎はどうですか。
 さらに歯肉の炎症が進み、歯周ポケットが深くなり、そこに溜まったプラーク中の細菌は毒性が強く、歯周病を進行させ、歯を支えている歯槽骨、歯根膜を溶かしたりしていきます。この状態が歯周炎です。
 歯肉は赤紫色になり、ブヨブヨして退縮して歯が長く見えたりします。また、歯がグラグラして、血や膿が出たりもします。
この段階だと、スケーリングや歯根の深いところの歯石を除去するルートプレーニングという治療を行います。また場合によっては、歯肉の手術を行うこともあります。さらに症状が進み重度になると、歯を抜くしかない場合もありますが、抜かずに歯を固定して炎症を抑える場合もあります。

Q16. 歯科医院では具体的にどのような治療を行うのでしょうか。
 前の話と重複する部分もありますが、このように歯周病の進行、すなわち歯肉炎から軽度、中等度、重度の歯周炎と、病状の変化に伴い歯周治療も多少異なってきます。
歯周炎では、炎症の原因であるプラークを取り除くことが、治療の第一歩になります。痛みがないので見逃してしまいがちですが、この段階で気がつけば歯科医院での治療は軽くてすみます。
 プラークを取る方法はいくつかありますが、軽い歯肉炎なら毎日の正しい歯磨きで健康な歯肉を取り戻せます。ポイントはきちんとプラークを落とすことです。歯と歯肉の間が剥がれてできる歯周ポケット、その歯周ポケットが深くなり、そこに歯石が付いているような場合には、スケーリングやルートプレーニングといった専門的な処置をすることがあります。器具を使って見えない部分の歯石を取る方法です。
スケラーという先の曲がった刃物で歯石を取ることをスケーリングと言います。歯肉が腫れていると痛いので、しばらく歯磨きをして歯肉を引き締めてから、そして隠れていた歯石が見えてきたところで除去します。
 歯周病が進むにつれて、歯石も奥深くへ進入しています。ルートプレーニングはスケラーを使って歯根の深い部分の歯石を取り、さらに表面をつるつるにする処置です。
スケーリングもルートプレーニングも、行う前にきちんと歯磨きをしておくと、歯肉が鍛えられるため、処置中の痛みが少なくてすみます。

Q17. さらに症状が進んでいる場合はどうですか。
 さらに進むと歯周ポケットが深くなり、歯石が多量についてきます。内部では歯槽骨も溶けはじめますが、痛みがないため気づかないこともあります。
 歯槽骨が半分ぐらい溶けてしまうと、スケーリングやルートプレーニングの処置をした後に、歯肉の手術をすることがあります。歯周ポケットを切り開いて歯肉を剥がし、歯根についたプラークや取りきれなかった歯石、また侵されている歯肉を取り、再び縫い合わせます。歯を抜いたりせずに、こういったスケーリングやルートプレーニング、歯肉の手術といった方法を組み合わせて行います。
 さらに歯槽骨の溶けかたが激しくなると、歯のぐらつきが大きくなったり、歯肉が腫れて痛んだりします。歯周病はここまで症状が進まないと、痛みを感じないことがあります。この段階では、歯肉の手術をしても効果がなく、歯を抜かなくてはならないことも多くなってきます。

Q18. 他にはどんな治療がありますか。
 噛み合わせの調整をすることがあります。軽度の歯周病では著しい歯のぐらつきはありませんが、症状が悪化して歯が浮くことがあります。そうすると、浮いた歯が噛むたびに揺さぶられ、歯がますます抜けやすくなってしまいます。これを防ぐために、ぶつかり合う歯を少しだけ削るなどの微妙な処置をします。
 また症状が進んで歯槽骨が溶け、歯が支えを失ってグラグラしている時は、隣の比較的しっかりしている歯と固定して、噛み合わせの安定をはかる場合もあります。
 いずれにせよ治療を受けるにあたっては、症状の軽い初期の段階で適切な治療を受けることが、患者さんにとっても苦痛が少なく、確実で良好な結果が得られることになるわけです。
歯周病は、初期の段階では治せる、また治る病気です。一度失われた組織も再生さえしてくれます。

Q19. 患者さんと歯科医師が協力して治療するとお聞きしますが。
 歯周病の治療で最も重要で基本的なことです。すなわち、患者さんが家庭でしっかり正しい歯磨きをするという家庭での療法。そして私たち歯科医院のスタッフは、患者さんのプラークコントロールをしやすい環境を作るといった歯科医院での専門的な療法。この二人三脚の治療がうまくいきませんと、治療が済んでもすぐに再発してしまいます。
 歯周病の治療は、患者さんの持っている自然治癒力を高めてあげること、患者さん自ら行うプラークコントロールの手助けをすることです。主役は患者さん自身です。

Q20. 治療前に、検査を行いますか。
 歯周病は、慢性的に当初痛みを伴わないで進行していきます。しかし、それも症状が活動的に現れる時期と、静止状態で安定している時期と、この二つの時期が交互に繰り返して進んでいくと言われています。また部位によっては軽度であったり、重症であったりと、部位に特異性があり、口の中が一様に同じ症状ではありません。
 そのような意味から、患者さんの治療の計画を立てるうえで、その歯周病の状態を知るために簡単な検査を行います。

Q21. 具体的にはどのような検査を行いますか。
 まず、歯の汚れ具合を調べます。時にはプラークを赤く染め出し、歯磨きの指導を行います。
次に、歯と歯肉の隙間、歯周ポケットの深さを調べ、また歯石の付き具合も確認します。歯周ポケットの深さが深ければ、症状は進んでいるわけです。
また歯槽骨の吸収による歯のぐらつき調べることもあります。   これは、レントゲン写真で確認します。
他にもいくつかの検査法がありますが、必要によって色々な方法を組み合わせたりします。これらの検査は、治療の前だけでなく、治療の途中や治療の後に確認のために行うこともあります。

Q22. 検査をして確認しながらというと、治療は長くなる場合も多いのでしょうか。
 歯周病の程度にもよりますが、治療は計画的に行うにしても、手指を使って1本1本の歯をていねいに治療していくことになりますので、それなりに長い期間を要することもあります。患者さんも根気強く、途中であきらめたりしないでください。また、一連の治療が終わっても、その改善された状態を長く維持していかなくてはなりません。すなわち、再発を防ぐ必要があります。

Q23. メインテナンスが大事ということでしょうか。
 再発を防ぐには、予防の意味からも、歯周病は生活習慣病であるということを良く知り、原因の中で述べたプラークをコントロールすることをはじめ、生活習慣の中で歯肉に悪影響を与える喫煙、過度の飲酒、食生活、糖尿病、ストレスなどの危険因子をなくすよう日常生活を見直してみることが必要になるでしょう。
 メインテナンスは、一般的に定期検診やリコールなどとも呼ばれます。アメリカ歯周病学会は、1989年のワークショップにおいて、メインテナンスを歯周サポート治療と改称し、歯周治療においてもっとも重要で、不可欠な歯周治療という位置づけを行いました。
 次に、メインテナンスすなわち、歯周サポート治療についてお話しします。一般的に、歯周治療では原因除去のため、徹底したスケーリングとルートプレーニングを行ったわけですが、歯周サポート治療は、治療後に疾患の進行が再度起きていないかどうか、悪くなる可能性がないかを診断し、未然に、そして早期に再発を防止することが目標になります。歯根表面の原因になっているプラークのみをやさしく取り除く処置、すなわちプラークスケーリングを意味します。具体的には、PTCを行います。

Q24. PTCとは何の略ですか。
 PTCとは、Professional Tooth Cleaningの略です。専門家である歯科医師や歯科衛生士が残存するプラークをすべて、歯面から取り除くことを意味します。
患者さんによるプラークコントロールだけでは、部位によって磨き残しが蓄積し、気づかないまま疾患が発現したり、進行したりします。前にもお話ししましたが、歯周組織の健康維持、疾患の再発防止には、患者さん自身によるプラークコントロールと、私たち専門家による個人個人にあったプラークコントロールのコンビネーションが不可欠です。いわば二人三脚です。

Q25. 具体的にはPTCは、どのようなことを行いますか。
 一般的に、その手順は、
1 歯の表面のプラークの評価。この時、必要があれば歯磨きの指導も行います。
2 歯周ポケットの深さの測定。再発の有無と治療すべき部位を調べます。
3 必要がある時には、スケーリングとルートプレーニングを行います。
4 歯の表面の研磨。
5 歯の表面にフッ素を塗布。知覚過敏や虫歯予防を目的として行います。メインテナンスすなわち、歯周サポート治療は6ヶ月ごとが最良ですが、患者さんの状態によっては、1年ごとの場合や、さらに短い間隔の場合も考えられます。

Q26. プラークを除去する、抑制するという意味のプラークコントロールとは。
 虫歯や歯周病などの歯の主な原因は、細菌のかたまりである歯垢すまわちプラークです。歯磨きでプラークをきちんと取り除けば、健康な歯を保つことができます。
歯磨きの目的は、歯ブラシの毛先で歯の表面をこすって、プラークや食べかすを取り除くことです。そのためにも、プラークのつきやすい部分を知っておきましょう。
1. 歯と歯肉の境目 
2. 歯と歯の間 
3. 噛み合わせ面の溝 
4. 奥の歯の裏側 
5. 歯の側面の小さなくぼみ 
6. 前歯の裏側
などです。このような部分は、意識してていねいに磨きましょう。
また、
a. 歯が生え替わる時期の子供 
b. 矯正中の人 
c. 歯並びが悪い人 
d. さし歯や部分入れ歯がある人
などは、一般的にたまりやすい部分のほかにも、食べかすやプラークがたまりやすい部分が多いので注意しましょう。

Q27. プラークコントロールの主役は歯磨きということですが、気をつける点は。
 歯を磨く時のチェックポイントは
1 ゴシゴシ磨きをしない:力を入れてゴシゴシ磨くと、毛先が広がってうまくブラッシングできません。また摩擦によって歯のエナメル質や歯肉を傷めてしまい、歯磨きの効果はほとんどありません。
2 歯ブラシはペングリップで持つ:歯ブラシはしっかり握ってこすると力が入りすぎるので、鉛筆を持つように持ちます。この状態で歯に軽くあててこすると、ほど良い力加減になります。
3 歯磨き剤の量は少なめに:基本的に、プラークは歯ブラシの毛先で機械的にこすって落とします。歯磨き剤の香味剤による爽快感によって、良くみがけていないのに磨けた気分になる勘違いに用心してください。
4 一筆書きで磨き残しをなくす:磨き始める起点を決めて一筆書きの要領で磨けば、磨き残しの心配はいりません。磨き残しやすい裏側から磨くのも一案です。また、ひとつの歯に約20回、歯ブラシを小きざみに動かします。
5 歯間ブラシやデンタルクロスを活用しよう:歯ブラシだけでは、歯と歯の間の狭いすき間のプラークはなかなか取りのぞけません。歯間ブラシ、デンタルクロスなどを併用しましょう。
6 歯磨きが終わったら歯ブラシを乾燥させる:水気を含んだままだと歯ブラシに細菌が繁殖するので、使用後は洗って水気をきり、風通しの良いところに置きましょう。

Q28. 歯ブラシを選ぶポイントは。
1 毛の硬さは、歯周病などで歯肉に触れると痛い場合には「やわらかめ」を使いますが、一般的には「ふつう」を使います。「かため」が好みの人は力を入れすぎないように注意してください。
2 グリップは平らでまっすぐなほうが、自分でどの部分を磨いているかがよくわかります。
3 植毛は3列のほうが植毛部が小さく、口の奥まで歯ブラシを入れて磨きやすくなります。
4 毛はナイロンのものを選んでください。
5 女性や口が小さめの方は、ネックが長い子供の仕上げ磨き用の歯ブラシを使うのも一案です。
また、歯ブラシは月に1本のペースで交換してください。歯磨き剤は虫歯予防の意味からも薬用成分の表記にフッ素成分が入っているものを使いましょう。

Q29. 「8020運動」とは、どういうものですか。
 私たち日本人の平均寿命は、80年に伸びました。しかし、歯の寿命はそれに伴わず、何と50年に過ぎません。寿命を喜び、健康で快適な人生を送るためには、何と言っても食生活が重視されます。
 永久歯32本のうち、20本自分の歯であれば、ほとんどの食べ物をおいしく食べられます。その20本の歯を保つ基本は、虫歯や歯周病のない健康な口腔機能の維持です。こうした背景から、厚生省では「80歳になっても、自分の歯を保ちましょう」と全国に呼びかけています。これが8020運動です。
 8020運動は、中高年からスタートしたのでは達成できません。胎児からのスタートが必要です。乳幼児を持つお母さん方、あるいは児童、生徒をあずかる学校の先生方、歯磨き指導は十分でしょうか。特に、学童期からの虫歯の予防と早期治療、思春期からの歯肉炎の予防と早期治療、成人期からの歯周炎の予防と早期治療が重要です。

Q30. 現在はどのくらいの歯が残っていて、目標とはどのくらいの差があるのでしょうか。
 
平成5年の歯科疾患実態調査報告による、各年代一人平均の現在残っている歯の数と、80歳で20本歯を保つための目標の歯の数を比較すると、
30歳で27.7本:目標は28本
40歳で26.9本:目標は27本
50歳で23.7本:目標は25本です。
 ここまでは、歯を失うカーブは穏やかで、目標より1本前後少ないだけですが、50歳以降、急なカーブで歯が喪失してきます。
60歳で17.7本:目標は24本。目標より6本も多く喪失
70歳で11.6本:目標は22本。目標より10本も多く喪失
80歳で 4.9本:目標は8020、すなわち20本で、目標より15本も多く喪失していることになります。
また、実に55歳で一人平均すでに20本の歯を失っているわけで、現在は5520と言えます。
歯を失う原因である歯周病の、予防と早期の治療が急務であると言えます。

(テッちゃん)

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